「盆回し」は新たなメタカードになるのか!?
ども。
エアーマンです(制限)
今回はこの盆回し
について考察をして行こうと思います。
ことの発端は僕のYP仲間の
タクヒ君
がこういうツイートをしていました。
「最近のkozmoって盆回し発動して相手にオレイカルコス、自分にエメポリ貼るのが強いのかな? オレイカルコス高いんだけど...」
という事で、盆回しで高騰化をしているカードを聞いて、転売ヤーから購入検討をしている方々に少しでも代用できるようなカードを紹介をできたらなと思い、考察ブログを書く次第です。
・まず盆回しって?
盆回しとは、
自分のデッキからフィールド魔法カードを2枚自分と相手に裏側で張り付けるという効果。
張り付いている間はお互いに新たにフィールド魔法をセット・発動ができなくなります。
つまり、フィールド魔法を一時的に無効化・メタ状態にします。
・現環境でのフィールド魔法の強さ
現環境ではフィールド魔法のインフレが激しいです。
フィールド魔法は大まかに分けて3種類
・パンプ
・エンジン(サーチorサルベージorテーマ効果)
・効果付与
この3つ
冒頭でのタクヒ君が使っているKozumoのエメラルドポリスや
前環境の平和環境をぶっ壊したABCの回転エンジンのユニオン格納庫
一時期悪用された竜の渓谷などがあります。
デッキのコンボパーツの一部として、手札にないと厳しいデッキもあったりするぐらいです。
実際今の環境ではあまり猛威を振るってはいませんが、「魔法罠ゾーンを邪魔せずに使用できる魔法」として考えて作られているに越してはないので、強いといえば強いです。
フィールド魔法で戦うデッキは今ではあまりなくなってしまいました。
1枚でなんでもできますからね。
・じゃあなぜ「盆回し」に需要があるのか?
盆回しには2つの需要があります。
まず1つ目はメタです。
フィールド魔法というのはメリットもあればデメリットもあるカードがあります。
それをうまく相手のフィールドになすりつけてしまえばいいのです。
例えば
魔法族の里
このカードは自分の場に魔法使い(プリキュア)族がいれば相手は魔法が使えなくなります。
しかし、デメリット効果で
自分の場に魔法使い(プリキュア)族がいない場合、自分が魔法を使えなくなってしまいます。
相手のデッキに魔法使いがいないPデッキではP召喚ができなくなり、普通のデッキでも、魔法を使えなくなります。
次に 冒頭でもタクヒ君が言っていた
オレイカルコスの結界
このカードは発動時に自分の場の特殊召喚されたモンスターすべてを破壊し、その後はエクストラデッキから特殊召喚できなくなるというデメリット効果を持っております。
しかし、メリット効果はかなり良く
・自分の場のモンスターを500パンプ
・自分の場にモンスターが2体入れば、攻撃力の低いほうを攻撃不可能
・ターン1での破壊耐性
「なんでこんなカードがあるんだ!いい加減にしろ!」というあなた
このカードはデュエル中に1度しか発動できません。
つまり、「盆回し」を2回発動して、2回ともこのカードを相手に送ってあげれば、2回目には2度とフィールド魔法が発動できない状況になるという訳です。
「破壊耐性があるんだよなぁ...」というあなた!
「盆回し」はもともと表側でフィールド魔法があっても墓地に送って張り替えるという裁定が出ていますので、安心してください。
コイツがいても安心!
ちなみにいうとオレイカルコス発動中同じ攻撃力のモンスターが並ぶと、相手は攻撃でいなくなるという裁定がありますので、相手に送るには少しリスキーですが、
自分のデッキに同じ攻撃力のモンスターが出せる条件であれば、有利に立ち回れますので、小回りが利きやすいですね。
そして
このカードもおすすめです。
発動時にカードを3枚裏側除外します。
少しデッキを削れるので、運にかけられるあなたはこれがオススメ!
「そんなの表にするまで待つのはやだゾ!」
というあなたは
これがオススメ!
混沌の場
カオスソルジャーの強化として登場したこのカードは
表側にする条件として、デッキに「カオスソルジャー」儀式モンスターか「暗黒騎士ガイア」モンスターを入れておかなければなりません。
つまり表側に出来ない。(対応デッキは除く)
一時的にフィールド魔法を簡単にロックできますし、このカードはノーマルなので、簡単に回収できます!
個人的にはこれが一番強いと思っています。
自分が不利なときに使えるカードもあります。
ライフが少ないほうはあらゆるダメージを食らわなくなる。
ターン1でワンドローできます。
この効果はお互いなので、相手は表側にしたくなくなります。
半魔導帯域
お互いのモンスターはメインフェイズ1の間、相手の効果で破壊されず、対象にもなりません。
しかし、デメリット効果でフィールド魔法を発動・セット出来なくるので、少し厄介だけど、永遠にロックできるので、相手のデッキの手札誘発が怖いときに使用できます。
もう一つの需要は、
第2のテラフォーミングとして活用することです
自分の場にフィールド魔法を張りつつ、相手にメタカードを押し付ければ万々歳!
フィールド魔法×3
テラ・フォーミング×3
盆回し×3
計9枚デッキにいれれば、確実に手札に来ることでしょう。
そして、「テラフォーミング」の枠を盆回しに変えることでメタカード兼サーチカードとしても働き、今まで入れていたメタカードの枠に別のカードを入れることができます。
・「盆回し」の弱点・対策は?
盆回しの決定的な弱点は1つ
相手がフィールド魔法を発動しない限り、自分はフィールド魔法の張り替えができなくなります!
つまり、相手は「表にしろ....表にしろ....」と心の中でつぶやいています。
そういうときは相手にこう言いましょう
「聞こえるぞぉ...カイジ君の声が...こい!表!こい!表!」(カイジ風)
こっちもフィールド魔法を張りたい場合は効果で破壊をすればいいので、「ツインツイスター」や「サイクロン」などで破壊をしましょう。
・結局盆回しは新たなメタカードなの?
結論からいうと微妙です。
フィールド魔法を使うデッキにとっては第2のテラフォーミングとして活用できるのはいいですし、メタカードにしてスカされたとしても別に構わないといった感じですが、
相手に送り付ける分のフィールド魔法の枠を奪われてしまいます。
発動時にデッキを圧縮できる点では優秀かもしれませんが...。
実質的に「盆回し」を採用する場合「盆回し」の採用数×2の枠を奪われてしまいます。
しかも「盆回し」はデッキからのみ出せるので、手札に来た場合は腐ってしまいます。
KozumoモンスターカードのみがリロードできるKozumoには少しリスキーではあります。
「盆回し」は面白い効果ですし、癖が強いカードなので使ってみてはいかがでしょうか?
でもやっぱり「盆回し」の1番の売りは...
コイツをサーチ出来ることぐらいですかねぇ...。